マニトバノミニープログラム、雇用主にしてもらうこと!!

      2017/09/03

今回はマニトバノミ二ープログラム申請にあたって、雇用主からサポートしてもらわなければならないことを投稿していきます。

 

僕はSkilled Workers in Manitobaのカテゴリーで申請しているので、雇用主からいくつかサポートしてもらわなければなりません。

 

簡単な流れを説明すると、LAAの取得後ジョブオファーが必要になります。

そしてMPNP審査通過後、永住権の審査期間中カナダに滞在できるビザがないと判断された申請者にはマニトバ州からWork Permit Support Letter(WPSL)が自動的に発行されます。永住権の申請者はWPSLをもとに就労ビザの申請をします。

この際に雇用者は Immigration, Refugee and Citizenship Canada (IRCC) Employer Portal に会社を登録する必要があります。また、そのサイトに雇用者を登録するために$230が必要になります。

その後パスポート,WPSL, IRCC登録ナンバー, IRCC登録の際のレシートを持ってカナダに再入国するかオンラインで就労ビザを申請します。

聞いたことのない言葉が多いと思うので、下に詳細を書いています。

 

 

雇用主にお願いすること

  • ジョブオファー、在籍証明書の作成(Letter of Advice to Applyを受け取った後必要)
  • IRCCへの会社を登録(就労ビザ申請の際に必要)
  • IRCCに就労ビザ申請者の名前を登録(登録料$230)

 

 

詳細

 

Work Permit Support Letter(WPSL)の取得の方法?

このサイトにはMPNP申請通過後かつ現在のビザの期間が2か月以上残った状態でMPNPオフィスに申請が必要と書いてあります。しかしMPNPオフィスに確認したところMPNPの申請に通過した人でビザの延長が必要と判断された人には自動的に発行されるので、特別な手続きはないとのことです。

 

なぜWork Permit Support Letter(WPSL)が必要なのか?

MPNPの場合、WPSLはマニトバ州から発行される就労ビザの取得の推薦状のようなものです。WPSLを持っていることで一般的に就労ビザを取得する際に必要になるLabour Market Impact Assessment(LMIA) の作成が免除されます。

 

LMIAとは?

僕も詳しく読んではないですが、LMIAは就労ビザ取得の際に雇用主が作成しなくてはならない書類です。外国人を雇う前にカナダ国内向けの求人活動を3か月以上しなければならない、カナダの平均収入以上の賃金をその労働者に支払っていなければならない、申請に$1000必要になるなどなど雇用主にかなり負担がかかる内容だったはずです。

 

Immigration, Refugee and Citizenship Canada (IRCC) Employer Portalの登録の仕方?

IRCCは雇用主が登録しなければなりません。登録はウェブサイトでできます。説明を読んだ限りでは必要なのは、会社名、パスワード、canada revenue agency business numberくらいのようです。おそらくcanada revenue agency business numberで会社の状態が確認できるのしょう。

もし、以前に就労ビザのサポートをしたことのある会社なら、会社の登録は済んでいるので申請者の登録だけですみます。

 

 

僕の失敗談

愚痴みたいになるのでここに書くべきかどうか迷ったのですが、僕のした失敗を皆さんにしてもらいたくないので失敗談を書かせてもらいます。

僕は学生ビザでカナダに入って5か月語学学校に行った後、2016年の9月28日にカナダのウィニペグにワーキングホリデービザで再入国しました。11月11日から今の職場で働かせてもらっています。

入社の際に上司とMPNPの申請のために長期の雇用がほしいことと、ビザの期限が2017年の9月28日までと話していて、協力もしてくれるとのことでした。この会社は他の州にも店があるような比較的大きな会社だったので、サポートをする資格があり、解雇の心配も少ないだろうと安心していました。また、この時は僕も雇用者に具体的にどのようなサポートをしてもらわなければならないのか知識がなく、あいまいに約束をしてしまいました。

働き始めてから4か月ぐらいたったころ、そろそろ申請の準備をしようと上司にジョブオファーの依頼をしました。ちなみにこの上司はカナダ人でMPNPの知識は全くありません。ジョブオファーは快く受け入れてくれて、「1年でも2年でも働いてくれていいよ」と言ってくれていました。

5月11日に入社して6か月になったのでEOIを作成しMPNPのウェブサイトに登録。

6月16日にLAAを受け取り、6月21日に申請完了。

このころ、ビザの期限が近づいてきたので延長の方法を調べ初めました。知り合いの方は皆さんはうまく1年から2年の就労ビザを取得されているので大丈夫だろうなんとなくこのころは思っていました。

調べている内に上記のようにRICCの登録、登録料の$230の支払いなど会社に説明しなければならないことに気づきます。MPNPオフィスの方によると、MPNP通過後担当者がそのことを直接説明するので自分で雇用主に説明しなくてもよいということでしたが、一応自分で説明してみました。

直属の上司は何も知らないので、ヘッドオフィスに確認してくれました。結果はジョブオファーの書類は作って上げれるけど、RICCの登録はできないとのこと????理由はこの会社ではカナダ市民もしくは永住権保有者のみ雇うことになっていて、労働ビザのサポートは行っていないとのことでした。なぜ僕が働けていたのかなぞですが、とりあえず、ダメなことはダメみたいでした。

そして現在ですが、ビザの期間が2か月を切り、今の会社で働く意味を失い、今後どうようか迷っているところです。

これからの選択肢

  • 新しい雇用主を見つけてカナダに滞在し永住権の申請を続ける。

※一か所の職場で6か月以上の就労経験かつ長期のジョブオファーがひつようなので、新しい雇用主を見つけた際に以前の就労経験を移せるかMPNPオフィスに確認中。MPNP通過後に詳しいことを話してもらえるとのこと(最低でも9月初め)...日本に帰るチケットも取れないし、仕事探す時間まったくないし。

  • すぐに永住権をあきらめて、日本に帰る。
  • 今の会社のベネフィットで2か月以内の就学プログラムの学費を全額払ってくれるので、Implied statusで3か月ビザを延長して学校に行く。

 

仕事を始める前に雇用主と話しておくべきこと!!

  • マニトバノミニープログラムで永住権の取得を考えていること
  • フルタイムかつ長期の雇用が必要なこと(フルタイム:週30時間以上 長期の雇用:1~2年)
  • 過去に就労ビザのサポート経験があるか
  • ジョブオファーの作成
  • RICCの登録と$230が必要なこと

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。この投稿が永住権の申請をめざす皆さんのお役に立つと幸いです。

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ご協力のお願い

今まで実際にウィニペグでお会いしたり、このブログを通じて多くの方々にMPNPの申請を手伝ってもらいました。そうやって皆で集めた情報をこのブログに書くことで、今から永住権を取得しようとしている人たちの道しるべを作って行きたかったです。

しかし、僕のカナダでの生活は2017年の9月で終了させていただきます。なので、これからこのブログで永住権に関しての情報を投稿することはほとんどなくなると思います。

その代わりと言っては何ですが、このブログにMPNPについての情報を共有できる場所があるといいなと言うコメントをいただいていたので、Facebookに「マニトバ ノミニープログラム(MPNP)の掲示板」というグループを勝手に作らせていただきました。

すでに永住権を取得された方がいらっしゃいましたら、永住権を申請中の方、永住権の申請を考えている方を是非手助けしてほしいと思っています。

僕も喜んで手助けさせてもらいますので、MPNPでの永住権の申請について疑問のに思ったことをどんどん投稿してください。

あなたが疑問に思っていることは、きっと他の人も疑問に思っているはずです。

皆で疑問を共有しましょう!!

 - マニトバノミニープログラム